肥満は、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回ることで、体内に過剰な脂肪が蓄積した状態を指します。
単なる見た目の問題だけでなく、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を合併するリスクを高める要因となります。
特に内臓脂肪型肥満は、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中といった重大な疾患を引き起こす引き金にもなります。
宗岡みらい内科ハートクリニックでは、ゼップバウンドやウゴービを渡すだけの治療で終わらず患者様一人ひとりの生活背景に合わせた食事・運動指導を行い、無理のない減量をサポートしております。
志木市周辺で肥満による健康リスクが気になる方や、生活習慣病の予防・改善をお考えの内科をお探しの方は、お気軽にご相談ください。
- 目次 -
体重を減らすだけではなく、血圧・血糖・脂肪肝・心臓病のリスクまで。
専門医が、ゼップバウンド・ウゴービを含めた医学的な肥満症治療を行います。
肥満は、見た目だけの問題ではありません。
体重や内臓脂肪の増加は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、心筋梗塞など、さまざまな病気と関係しています。
当外来では、単に「痩せること」だけを目的とせず、肥満に関連する病気の改善と、将来の心血管疾患・糖尿病の予防を目的とした肥満症治療を行っています。
治療には、食事療法・運動療法・生活習慣の見直しに加え、医学的に必要と判断した場合に、週1回注射する肥満症治療薬「ゼップバウンド」または「ウゴービ」を使用します。
※本外来は自費診療です。
※美容・痩身のみを目的とした治療ではありません。
このようなお悩みはありませんか?
- 食事や運動を続けても体重が減らない
- 一度痩せても、すぐにリバウンドしてしまう
- 血圧、血糖値、コレステロールが高い
- 健診で脂肪肝や内臓脂肪を指摘された
- 睡眠時無呼吸症候群がある
- 将来の糖尿病や心筋梗塞が心配
- 膝や腰への体重負担を軽くしたい
- 自己流ではなく、医師の管理下で減量したい
肥満は、本人の意志の弱さだけで起こるものではありません。
食欲を調節するホルモン、遺伝的要因、睡眠、ストレス、生活環境、使用している薬など、さまざまな要因が関係しています。
当院では、患者さんを責めるのではなく、医学的な評価を行ったうえで、一人ひとりに合った治療を一緒に考えます。
当院の肥満症治療の特徴
1.循環器専門医・総合内科専門医が診療します
肥満症治療では、体重だけでなく、血圧、血糖、脂質、肝機能、心臓や血管への影響を総合的に確認することが重要です。
当院では専門的な視点から、
- 高血圧
- 糖尿病・耐糖能異常
- 脂質異常症
- 脂肪肝
- 高尿酸血症
- 睡眠時無呼吸症候群
- 心血管疾患リスク
などを評価しながら治療を行います。
「何kg痩せたか」だけではなく、健康状態がどのように改善したかを重視します。
2.薬を渡すだけの治療ではありません
ゼップバウンドやウゴービは、食事療法・運動療法と組み合わせて使用する薬です。 当院では、薬の処方だけで終わらせず、
- 体重・BMI・腹囲の測定
- 血圧測定
- 血液検査
- 食生活の確認
- 運動習慣の確認
- 副作用の確認
- 治療効果の定期評価
を行います。
患者さんの生活に無理なく取り入れられる方法を一緒に考え、継続できる治療を目指します。
3.定期的に治療効果を見える化します
治療中は、次の項目を定期的に確認します。
- 体重
- BMI
- 腹囲
- 自覚症状
- 副作用
体重や腹囲、BMIがどのように変化しているかを確認し、治療の継続・増量・減量・中止を判断します。
使用する主な治療薬
ゼップバウンド
ゼップバウンドは、チルゼパチドを有効成分とする、週1回の皮下注射薬です。
食欲やエネルギー摂取に関係する「GIP受容体」と「GLP-1受容体」の両方に作用し、食欲を抑え、体重減少を支援します。
通常は週1回2.5mgから開始し、体調や副作用を確認しながら段階的に増量します。
ゼップバウンドの特徴
- 血糖・代謝改善効果が強い
- 食欲抑制効果が強い
- 体重減少効果は約15〜20%
ウゴービ
ウゴービは、セマグルチドを有効成分とする、週1回の皮下注射薬です。
GLP-1受容体に作用し、食欲を抑え、満腹感を持続させることで、食事量の減少と体重管理を支援します。
通常は週1回0.25mgから開始し、体調を確認しながら、原則4週間ごとに段階的に増量します。
ウゴービの特徴
- 心筋梗塞・脳卒中の発症を約20%減少させる
- 体重減少効果は約10〜15%
治療対象となる方
肥満外来の相談対象
次のような方は、一度ご相談ください。
- BMI27以上の方
- 腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の方
- BMI25以上で、生活習慣病がある方
- 健診で内臓脂肪や脂肪肝を指摘された方
- 食事・運動に取り組んでも減量できない方
- 肥満に伴う健康障害の改善を希望する方
診察を受けたすべての方が、ゼップバウンドまたはウゴービによる治療を受けられるわけではありません。
ゼップバウンド・ウゴービの薬物治療を検討する主な基準
食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、原則として次のいずれかに該当する成人が対象です。
BMI27以上の場合
BMI27以上で、肥満に関連する健康障害を有する方。
肥満に関連する健康障害には、次のような疾患が含まれます。
- 高血圧
- 脂質異常症
- 2型糖尿病・耐糖能異常
- 高尿酸血症・痛風
- 脂肪肝
- 冠動脈疾患
- 脳梗塞・一過性脳虚血発作
- 睡眠時無呼吸症候群
- 肥満に関連する腎臓病
- 変形性膝関節症などの運動器疾患
- 月経異常・不妊など
BMI35以上の場合
BMI35以上で、医師が肥満症の薬物治療を必要と判断した方。
最終的な適応は、診察、検査結果、これまでの治療歴などをもとに医師が判断します。
治療を受けられない、または慎重な判断が必要な方
次のような方は、治療を受けられない場合や、専門的な評価が必要になる場合があります。
- 妊娠中または妊娠している可能性がある方
- 妊娠を希望している方
- 授乳中の方
- 重度の胃腸障害がある方
- 膵炎の既往がある方
- 胆石症・胆嚢炎の既往がある方
- 腸閉塞・イレウスの既往がある方
- 重い腎機能障害や肝機能障害がある方
- 1型糖尿病の方
- 摂食障害がある方
- 他のGLP-1受容体作動薬などを使用中の方
- 医師が治療に適さないと判断した方
妊娠可能な方は、治療中の避妊や治療終了後の妊娠時期について医師と相談してください。
主な副作用
比較的多くみられる副作用は、胃腸症状です。
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
- 便秘
- 腹部膨満感
- 食欲低下
- 腹痛
- 胸やけ
多くの場合は、少量から開始し、体調を確認しながら増量することで対応します。
症状が強い場合は、増量を延期したり、用量を減らしたり、治療を中止することがあります。
すぐにご連絡いただきたい症状
次の症状がある場合は、使用を中止し、速やかに医療機関へご相談ください。
- 嘔吐を伴う、持続する強い腹痛
- 背中まで広がるような強い腹痛
- 水分が取れないほどの嘔吐や下痢
- 強い脱水症状
- 右上腹部の強い痛み
- 黄疸
- 意識がもうろうとする
- 強い低血糖症状
- アレルギー症状
- 腹部膨満、嘔吐、排便・排ガス停止
まれですが、急性膵炎、胆石症・胆嚢炎、腸閉塞、急性腎障害、重い低血糖などが起こる可能性があります。
治療の流れ
1.初回診察
これまでの体重変化、生活習慣、持病、服用中の薬、過去の減量歴などを確認します。
体重、身長、BMI、腹囲、血圧などを測定します。
2.検査・リスク評価
必要に応じて、次の検査を行います。
- 血糖値
- HbA1c
- 肝機能
- 腎機能
- 脂質
- 尿酸
治療前の安全性と、肥満に関連する健康障害を評価します。
3.治療方針の決定
検査結果と診察内容をもとに、
- 管理栄養士による食事療法
- 運動療法
- 行動目標
- 薬物療法の必要性
- ゼップバウンドまたはウゴービの選択
についてご説明します。
4.少量から治療開始
副作用をできるだけ抑えるため、少量から開始します。
自己注射を行う場合は、院内で注射方法と保管・廃棄方法をご説明します。
5.定期診察
原則として定期的に受診していただきます。
診察では、
- 体重変化
- 食事量
- 胃腸症状
- 血圧・血糖
- 低血糖の有無
- 注射手技
- 継続の可否
- 増量・減量の必要性
を確認します。
6.3~4か月ごとの効果判定
一定期間治療しても体重や肥満関連疾患に改善傾向が認められない場合は、漫然と継続せず、治療の変更または中止を検討します。
薬を続けること自体が目的ではありません。
安全性と治療効果を確認し、患者さんにとって治療を続ける価値があるかを定期的に判断します。
費用について
本外来は原則として自費診療です。
初回
- 初回診察料:7,500円 (栄養指導を含む)
- 血液検査:3,000円 (3ヶ月以内の結果をお持ちの方は検査不要)
再診
- 再診料:3,300円
薬剤費
ゼップバウンド
- 2.5mg:4本 21,000円
- 5mg:4本 31,000円
- 7.5mg:4本 38,000円
ウゴービ
- 0.25mg:4本 15,000円
- 0.5mg:4本 22,000円
- 1.0mg:4本 30,000円
※診察料、検査料、薬剤費が別途必要になる場合があります。
※用量は、患者さんの希望ではなく、医師が医学的に判断します。
※副作用や治療効果によっては、増量しない場合や治療を中止する場合があります。
※薬剤の流通状況により、処方できないことがあります。
保険診療と自費診療について
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの通常診療と、肥満症治療の自費診療を同日に行う場合は、診療内容や会計を明確に分けて対応します。
保険診療で行える検査や治療と、自費診療として行う検査や治療について、受診時にご説明します。
患者さんの状態によっては、肥満症治療薬が保険適用となる可能性もありますが、保険診療での使用には、施設要件・医師要件・患者要件などの厳格な条件があります。
よくあるご質問
どのくらい体重が減りますか?
臨床研究において、体重減少の程度には個人差があります。臨床研究では、ゼップバウンドは15〜20%体重減少、ウゴービは10〜15%体重減少効果がありました。
薬を使えば、食事や運動は必要ありませんか?
必要です。
ゼップバウンドとウゴービは、食事療法・運動療法と組み合わせて使用する薬です。
薬だけに頼るのではなく、治療終了後も維持できる生活習慣を身につけることが重要です。
注射は痛いですか?
注射針は細く、痛みは比較的少ないことが多いですが、感じ方には個人差があります。
初めての方には、院内で使用方法をご説明します。
ずっと続けなければいけませんか?
治療期間は一人ひとり異なります。
目標体重、肥満関連疾患の改善、副作用、費用、生活習慣の定着などを確認しながら相談します。
誰でも処方してもらえますか?
いいえ。
診察、BMI、肥満関連健康障害、検査結果、食事・運動療法の実施状況などを確認し、医師が適応を判断します。
※美容目的のみの方、医学的な適応を満たさない方には処方できません。
当院からのメッセージ
肥満症は、「本人の努力が足りない」という単純な問題ではありません。
一方で、薬を使えばすべて解決する病気でもありません。
大切なのは、体重だけを見るのではなく、血圧、血糖、脂質、肝臓、睡眠、心臓や血管への影響まで含めて、長期的に健康を守ることです。
当院では、循環器内科・糖尿病内科の専門性を生かし、患者さん一人ひとりに適した、安全で継続可能な肥満症治療を目指します。
「何度も減量に失敗した」
「将来、糖尿病や心筋梗塞になるのが心配」
「自分が治療の対象になるか知りたい」
そのような方は、一度ご相談ください。






