狭心症の治療は?
狭心症は治る?
労作性狭心症、不安定狭心症、冠れん縮性狭心症は、狭心症の治療で治すことができます。
狭心症が治る = 胸の痛みが出なくなること、将来、心筋梗塞や心不全を予防することを意味します。
ただし、治療で良くなっても、動脈硬化を進行させて再発しないように、しっかりとした再発予防の管理が必要です。
では、放っておいたらどうなるのか?
労作性狭心症、不安定狭心症の場合
- 急性心筋梗塞
- 心不全
- 突然死
のリスクが高くなります。
冠れん縮性狭心症の場合
- 急性心筋梗塞
- 突然死
のリスクが高くなります。
適切な治療を受けましょう

狭心症は、適切な治療を受けることで治りますが、ずっと病気と付き合ってもいかなければなりません。
命にかかわる、または生活の質が落ちないように、きちんと治療して健康寿命を延ばしましょう。
狭心症の治療
労作性狭心症の場合
労作性狭心症の治療の基本は、狭くなった血管の血流を良くして胸の痛みを無くし、その後の生活の質を改善させることです。
同時に、狭心症が再発しないように生活習慣病の治療もあわせて行います。
狭くなった血管に対しては、下の3つの組み合わせで行います。
- 経皮的冠動脈ステント留置術
- 血液をサラサラにする、血管を拡げる、心臓の酸素不足を保護するお薬など
- 心臓バイパス術
冠れん縮性狭心症の場合

冠れん縮性狭心症の場合は、血管を広げるお薬による治療を続けることが大切です。
胸痛の発作がないからといって自己判断で中断してしまうと、大きな発作が起きて心臓が止まってお亡くなりになってしまうこともあります。
喫煙、飲酒などが原因であれば、生活習慣の是正が必要です。
大きな発作に備えましょう
不安定狭心症、心筋梗塞への進行、冠れん縮の大きな発作に備えて、手元にお守りとしてニトロ(お薬)を置いておきましょう。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
関連コラム
- HOME >
- 狭心症の治療は?