糖尿病の治療をしているが良くならない
糖尿病の患者さんが、「きちんと通院しているし、お薬も飲んでいる、結構頑張っているけど、なかなか血糖値が下がらない」という方が多くおります。
原因として、以下が挙げられます。
食べ方が不規則
- 良かれと思って食事の回数を減らしているが、その分1回の食事量が多くなっている場合
- または、食事回数減らしているが間食をしている場合
晩酌でダラダラと食べてしまう、仕事が忙しく食事の時間がバラバラといった食生活も血糖は不安定になります。
3食の食事管理はとても頑張っていても、間食が多い場合は血糖値が改善しないこともあります。
ジュース類

野菜ジュース、ヤクルト、栄養ドリンク、缶コーヒー、スポーツドリンクなど、つい飲み過ぎてしまっていませんか。
野菜ジュースはビタミンなどの他に多量の糖分も含まれています。
ヤクルトもシュークリーム1個分の糖分が含まれています。
コーヒーはブラックであれば、糖分はありません。
炭水化物が多くなっている

食事の主食となるご飯、パン、ラーメン、パスタ、お好み焼きは炭水化物の塊です。
血糖値を大きく上げてしまいます。
すい臓がんが隠れている
糖尿病の人は、糖尿病ではない人よりも2倍すい臓がんになりやすいと言われています。
すい臓にがんができるとインスリン分泌が低下して血糖が高くなりやすく、結果的に糖尿病コントロールも悪くなります。
お薬やインスリンが効きにくい体になっている
体脂肪が多い人、肥満体型、筋肉量が少ない人、運動不足の人は、お薬の効き目が悪い身体になっています。
血糖値が下がらないからといってお薬を増やすだけでは根本的な解決にはなりません。
インスリン分泌薬の一種も使い続けると膵臓を疲弊させて糖尿病が悪くなります。
自分のインスリン分泌が著しく低下しているにもかかわらず、インスリン分泌促進薬を使用している場合もあまり効果が期待できないので、注意が必要です。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
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