宗岡みらい内科ハートクリニック|循環器内科 内科 生活習慣病・心臓病・糖尿病 志木市

2024年春開院予定

メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームとは、中性脂肪の高値、血圧の上昇、血糖値の上昇など代謝異常が同時に存在する状態を指す言葉です。

これらの代謝異常は、心血管疾患や2型糖尿病のリスクを高めることが知られています。

メタボリックシンドロームで将来なりやすい病気

心血管疾患

心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患のリスクが増加します。

糖尿病

糖尿病ではがん、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなります。

脂肪肝

中性脂肪が上昇して肝臓へ脂肪蓄積とした結果、脂肪肝(脂肪の異常な蓄積が起こる肝臓の状態)のリスクが高くなり、進行すると肝炎や肝硬変になります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に一時的な呼吸停止や低呼吸が繰り返されて、からだが一時的に低酸素血症になります。

睡眠時無呼吸症候群では、薬物抵抗性高血圧、心筋梗塞、突然死のリスクが高くなります。

炎症性疾患

中性脂肪の上昇、肥満、インスリン抵抗性などで体内に炎症が起こりやすくなります。

その結果、慢性的な炎症性疾患(例:慢性関節リウマチ、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患)のリスクが高くなります。

慢性腎臓病

メタボリックシンドロームの1つの特徴である高血圧は慢性腎臓病のリスク因子の一つであり、長期間にわたって高血圧が持続すると腎臓にダメージを与えて腎臓機能を低下させます。

診断基準

メタボリックシンドロームの診断基準は下記の通りです。

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。

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