痛風とは?1分で誰でもわかる痛風
痛風とは

痛風とは、関節の中や関節の周囲に尿酸結晶が沈着して急性炎症を起こし、激痛を伴います。
「風が吹いただけでも、痛い」と例えられています。
痛風の特徴
- 1. 中年男性がなりやすい。
- 2. 最初は違和感などの前兆があり、その後は24時間以内にピークに達する疼痛。
- 3. 夜に発作を起こしやすい。
- 4. 10日ほどで自然に治ります。
- 5. 足、特に親指の関節に炎症を起こしやすく、発赤して腫大します。
- 6. 無治療だと、発作が頻回になり、関節や骨を壊して結節(しこり)を作ります。
- 7. 痛風の合併症として、尿路結石もあります。
尿酸値が高いと指摘されて、5年くらい経過すると痛風発作を起こしやすくなります。
注意
痛風発作中の尿酸の値が低いこともあります。
したがって、発作中の血液尿酸値は必ずしも高くはありません。
どんなときになりやすい?
- 1. 手足が冷えたとき
- 2. 暴飲・暴食の後
- 3. 激しい運動(特に筋肉トレーニングなどの無酸素運動、乳酸がたまる運動)
- 4. ストレス
- 5. 急激な尿酸値の変化
と報告されています。
痛風の前兆
激痛が来る前に、関節が、
- 1. むずむずする
- 2. ピリピリ感じる
- 3. 違和感を感じる
- 4. 何となく変な感じがする
があることが多いです。
尿酸値が高いと指摘されて5年以上経過している場合は、痛風発作の前兆かもしれません。
痛風のときの薬は?
痛風発作で痛みがあるとき、治療をしないと3日くらい痛みが変わらず、7日後も大半は痛みが続いていると言われています。
痛風の痛みは強く、生活の質が落ちるので、原則的にお薬の治療となります。
痛み止め薬(多くは消炎鎮痛剤)をできるだけ早く開始して炎症を抑えます。
症状が無くなったら、速やかに中止します。
腎臓が悪い場合は、消炎鎮痛剤ではなく、ステロイドを使用することもあります。
痛みが落ち着いて、炎症が治まったら血液中の尿酸のコントロール(目標尿酸値6.0mg/dl以下)をしないといけません。
尿路結石発作を発症させないためには
痛風の重要な合併症である尿路結石の予防には、飲水と尿をアルカリ化が大切になります。
- 1. 飲水量は1日2,000ml以上が推奨されています。
- 2. 尿をアルカリ化するには、クエン酸が多い食事が良いです。具体的には、みかん、レモン、かぼすやライム、シークワーサーなどの柑橘類、梅干に多く含まれています。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
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