健診で心電図異常と言われたら?
心臓の中にある洞結節と呼ばれる部位から電気信号の刺激によって、電気を発生させて、規則正しいリズムで心臓が拍動します。
心電図とは

- 1. 正しい部位から電気が発生して
- 2. 正しいスピードで電気が流れて
- 3. 正しい電気回路を通って
- 4. 正しく心臓の筋肉が電気刺激される
- 5. そして、正しい間隔で次の電気刺激が始まる
これら心臓で行われる電気活動を記録する検査です。
どこかに異常があると、心電図異常として引っかかります。
心電図異常があった場合
心電図異常があると、以下のことが隠れていることがあります。
命にかかわる不整脈や心臓病が見つかる手がかりとなって、治療が必要な異常もあれば、放っておいても良い異常まで色々あります。
循環器内科の専門医による判断が必要になります。
不整脈を早期発見するための脈拍のとり方
不整脈と診断するためには、心電図で異常を記録しなければなりませんが、必ずしも検査のとき不整脈が現れないないこともあります。
従って、自宅などで何か症状が出た時、脈拍を取ることが大切です。
脈拍のとり方

- 1. 人差し指と中指の先端を反対の手の親指側の手首に当てます。
- 2. 脈拍を触知できたら、脈拍のリズムが規則的か、抜けがないかをチェックします。
- 3. 脈拍数が多すぎないか、または少なすぎないかを見ます。1分間の脈拍数を数えます。
15秒間の脈拍数を数えて4倍すると1分間の脈拍数になります。
脈拍が100以上で心拍数が速い「頻脈」、50以下で心拍数が遅い「徐脈」になります。
脈拍をとる習慣をつけましょう
心臓に病気がなくて、高血圧や糖尿病などの生活習慣病をもっている場合、60歳以上では、脳梗塞や心不全になる原因の不整脈を早く発見するためにも、脈拍をとる習慣をつけましょう。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
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