心臓弁膜症の検査
心臓弁膜症と診断するには?
心臓弁膜症は、聴診で病気を疑い、心臓超音波で診断し、どのくらい重症かを評価します。
また、心臓弁膜症では、心不全や心房細動などの不整脈も合併しやすいので、レントゲンや心電図検査も行います。
検査の種類
聴診

心臓の聴診は、心臓の弁が閉じる音を聞いています。
心臓弁膜症(狭窄、逆流)があると、異常な雑音が聞こえるので、発見するのに役立ちます。
特に、大動脈弁狭窄症では特有の雑音が95%の確率で聞こえるので、聴診はとても大切です。
心臓超音波
心臓超音波検査で弁膜症の診断と重症度がわかります。
- どのくらい重症な弁なのか?
- どのくらい病気が進行しているのか?
- 心臓のポンプの機能が低下しているのか?
- 弁膜症の原因は何なのか?
検査結果は、治療方針にも役立ちますので、非常に重要な検査となります。
胸部レントゲン
心臓弁膜症では症状が何もなくても、レントゲンで心臓が大きく拡大していることがあります。
弁膜症を発見できるきっかけになります。
心電図検査
心臓弁膜症になると、脳梗塞を合併する無症状の心房細動も多く、心電図検査でわかります。
心臓弁膜症のセルフチェック
重症な弁膜症が隠れていませんか?
半年前と比べて下記のような変化がないかをチェックしましょう。
ご家族など身近な人が、体調の変化に気づいてあげることも大切です。
息切れやドキドキ

- 階段を2階まで上がった際にドキドキが増えていませんか?
- 今まで大丈夫だった距離でも歩くと息が切れたり、ドキドキしていませんか?
足のむくみ
- 靴下の跡が強く残るようになっていませんか?
疲れやすさ
- 休んでも疲れを感じる時が増えていませんか?
当てはまる項目があれば、心臓弁膜症が隠れているかもしれません。
まずは循環器内科の医師による診察を受けることをお勧めします。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
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